はじめまして。TUNAGプロダクト開発部の勝間田です。2024年9月より株式会社スタメンにジョインしました。
2024/10/25 ~ 26で開催されたKaigi on Rails 2024に当社からは、7名のメンバー(1人写真に入れず。。)で現地参加させていただきました。
Kaigi on Railsは「初学者から上級者までが楽しめるWeb系の技術カンファレンス」をコアコンセプトにしています。 普段Railsを使う中で感じた課題・困難とその解決策がセッションになることが多く、日々の開発に役立つような学びの多いカンファレンスです。
会場の様子
セッション会場は「Hall Red」と「Hall Blue」に分かれており、それぞれが視聴したいセッションを自由に選べる形式でした。
「Sponsor Booth Area」にはさまざまなブースが出展されており、楽しいコンテンツが豊富に用意されていました。 体験を通じて「このプロダクトをこの人数で運営しているのか」「意外とシンプルな構成だな」といった発見や驚きもありました。 また、「わいわい部屋」と「もくもく部屋」が用意されており、一息つきたい時や急な業務対応ができる環境もありました。
スタメンは Silver Sponsor として協賛させていただきました。
気になったセッション
約9000個の自動テストの時間を50分から10分に短縮、偽陽性率(Flakyテスト)を1%以下に抑えるまでの道のり
テスト時間を短縮するためのさまざまな手法が、導入難易度も含めて丁寧に解説されており、とてもありがたい内容でした! 私自身もこの課題に向き合い、紹介された手法をいくつか試した経験があるため、勝手に親近感が湧いてしまいました(笑)。 Flakyテストも確実に減らされており、最終的にテスト時間やCI費用が大幅に改善されていました。 同じような課題に直面した際は、この内容を思い出してみようと思います。
推し活のハイトラフィックに立ち向かうRailsとアーキテクチャ
ハイトラフィックなイベント物販サービスにおける在庫の確保と決済の対処方法についての内容でした。 具体的には、従来は「商品ID」と「在庫数」を1つのレコードで管理しており、ハイトラフィックな環境では行ロックによるデッドロックが頻発する問題がありました。 これを「1在庫1行」のデータ構造に変更することで、デッドロックを回避する手法が紹介されていました。 当時の状況や実際に起きた問題を、アイデアで解決していくお話が痛快で、とても楽しかったです!
Data Migration on Rails
Railsアプリでのデータマイグレーションについて、代表的な手法とそれぞれのメリット・デメリットをが紹介されていました。 これまで、手法についてあまり深く考えたことはなく、その時々のプロジェクトや状況に応じて選択していたことに気づかされました。 もしチームとして明確な方針が固まっていないのであれば、今回の内容を参考に話してみるのも良さそうです。 また、セッションで紹介されていたmaintenance_tasks gemは権限管理や管理画面を提供しているみたいで気になるので今度実際に触ってみようかと思います!
アーカイブ動画が公開されたら現地で視聴できなかったセッションも見てみようと思います!
同じくオフライン参戦したエンジニアの感想
まっきー: Kaigi on Railsは初参加だったのですが、実践的な内容のセッションが多くあり、持ち帰れる物の多い充実した2日間でした。 特に印象に残ったセッションは Identifying User Identity です。Railsアプリケーションをそれなりの期間運用しているとどうしてもユーザーモデル周辺が肥大化しがちなのですが、これに対するアプローチとして新たな視点を得ることができました。 また各企業のブースが面白く、お弁当も美味しかったりと、コミュニティとしての素晴らしさを体験することができました。機会があれば運営として参加もしてみたいと思えました。
最後に
今回、個人として初めてオフラインのカンファレンスに参加しました。 福利厚生の一環として、参加費を負担していただき、業務としてこのような機会をいただけたことに感謝しています! Railsエンジニアの方々との交流や会場で感じた雰囲気は、オフラインでしか得られないもので、より一層研鑽への意欲が高まりました。
またカンファレンス開催にあたりご尽力いただいた運営スタッフの皆様に心より感謝申し上げます!
採用情報
スタメンでは、Ruby on Railsエンジニアに限らず全技術領域で、プロダクトを成長させていくエンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャーの方を募集しています。