PdMの業務 〜1人PdMの立ち回りとマインド、 価値発揮するために取り組んできたこと〜

みなさんこんにちは!はじめまして! プロダクト開発部でプロダクトマネージャーをしている山本です。

先日、5/19(月)にオンラインで開催されたPdMイベント「【一人PM経験者Night】一人PMの経験に学ぶ、プロダクト&組織成長のリアル」にて「1人PdMの立ち回りとマインド、 価値発揮するために取り組んできたこと」というタイトルで発表をしました。 私自身、社外での登壇は初めてということもあったのでテックブログでも公開してみることにしました!!

登壇した資料についてはXやSpeakerDeckで公開していますのでそちらもぜひみていただけたら幸いです⭐️

はじめに

イベントタイトルにもある通り「1人PM経験」から当時どんなことをしてきたのか、どのようにその期間を乗り越えてきたのかなどを、「立ち回り」・「マインド」・「価値発揮」の観点から、リアルな取り組み例を交えて、新卒PdM視点でお話しました。

目次

  1. 1人PdMとして「どう価値を出すか」
  2. 1人PdMだからこその「苦労と試行錯誤」
  3. 1人PdMとしての「自分とマインドの在り方」
  4. まとめ

01_1人PdMとして「どう価値を出すか」

PdMとしての役割が広すぎて途方に暮れそうになった時、私が意識していたのは「スピード」と「先回り」です。

特に、1人PdMの環境では、 そもそも組織やプロセスが確立されていないことが多く、開発メンバーや他部署との役割分担ができていなく、すべて自分にメンションが集中したり、逆に色々な場面でボールが落ちまくっていることが多くあると思います。

そんな環境の中で私は、1人PdMとして社内で価値発揮するために「プロダクトを一番理解している人になり、スピード重視でアウトプットを出す」ことを徹底してきました。

実際にどんな取り組みをしたのかというと、 「たたき」で手戻りをなくすことと「ステークホルダーに合わせて先回りの情報共有」をしました。

🌟「たたき」で手戻りをなくす

仕様書(PRD)を作る前に、まず手書きのラフやカスタマージャーニーマップを描いて、関係者と「そもそも、これって何のためだっけ?」という目的のすり合わせ、5W1Hを用いてユーザーストーリーの洗い出しを徹底しました。 このひと手間で認識のズレがなくなり、その後の開発がスムーズに進みました。 結果的に、CPOとの合意形成レビューでの手戻りもほぼゼロになりました✨️

仕様検討時に課題や構想を図解化

🌟「ステークホルダーに合わせて先回りの情報共有」

企画を進めるうえで多くの関係者がいる中で、その人たちの話し方や注目ポイントがどこかを吸収しながら、「この人には図を見せながら」「この人には要点から」と、相手に合わせて説明の仕方を変えてみました。 結果的に、相手が気にしそうなことを先回りして話せるようになるので、信頼にも繋がり、開発メンバーとの議論も建設的になりました。

02_1人PdMだからこその「苦労と試行錯誤」

1人での意思決定のプレッシャーや孤独感があり、ロールモデルや経験者がいない中で、乗り越えられたのは間違いなくチームメンバーのおかげだと思っています。 特に私自身、新卒・未経験で自分よりもプロダクト開発経験があるメンバーしかいなかった環境だったので、チームの心理的安全性を何よりも大切にしていました。

その中で、チームでの「称賛文化の醸成」と「早めの課題解決」を最優先に取り組んできました。

実際にどんな取り組みをしたのかというと、 「デイリーや振り返りでのこまめな称賛と自己アピール」をすることと、「エンジニアとの関係構築&自分の動きをオープン」にしてきました。

🌟「デイリーや振り返りでのこまめな称賛と自己アピール」

チームでの振り返りをする際に、一般的なKPT(Keep, Problem, Try)に、「Thanks(感謝)」「DOYA(ドヤしたいこと)」「MOYA(モヤモヤ)」を加えています。 これにより、些細なことでも感謝を本人に伝えられる機会が増えて協力体制が作りやすくなったり、普段感じている課題感や中長期的に解決していきたい・やっていきたいことを気軽に共有できる雰囲気が生まれました。

KPTTDMという独自のやり方を構築

🌟「エンジニアとの関係構築&自分の動きをオープン」

チームが停滞している(全体的に進捗が良くない、コミュニケーションや発言が少ないなど)時は、メンバーと1on1をして、お互いの期待値やギャップ部分を話すようにしました。 さらに日常的にもコミュニケーションとることを大事にしています。 日々の朝会での雑談などを通じて、最近のトレンドの話や良かった本や記事情報などの共有をしたり、プライベートでの良かったことやニュースについてもラフに話したりしています。

期待値調整と日頃の雑談

03_1人PdMとしての「自分とマインドの在り方」

正解のないプレッシャーの中で意思決定やPJ推進をしていく必要があります。 その中でPdM自身が意思決定にブレてしまいチーム全体が不安になってしまった、PdMとしてチームをうまくリードできず、経験値のあるベテランにいつの間にかプロジェクトを先導してもらっていた。など実際にPdMとして失敗しまったことがありました。 これらの経験から、イチ開発メンバーであることをメンバーに認識してもらいながら、個人としては「はやくPdMとして安定的に立ち回れるようにすること」と「自分に少し負荷をかけ筋トレ状態つくりPDCAを回し続けること」を意識してきました。

実際にどんなことを実践してきたかというと、 「チームのイチメンバーとして、PdMとして相談しやすい人になる」ことと「限界を決めずに常に筋トレ状態を心がける」ようにしてきました。

🌟「チームのイチメンバーとして、PdMとして相談しやすい人になる」

プロダクト開発においてPdMだけいても開発ができないので、エンジニアやデザイナーと一緒に開発するメンバーである意識を持つようにしています。 さらに、PdMが上に立つことが多いですが指示するだけの人ではなく、チームに頼る・頼られるの関係性を構築すること、ちゃんとPdMとしてバリュー発揮できる箇所を徹底して繰り替えることで、チームとの信頼を構築して安定的に自分自身も立ち回ることができるようになると実感しています。

頼る頼られるためにも関係構築が一番大事

🌟「限界を決めずに常に筋トレ状態を心がける」

慣れてきたりコツを掴み「安定」して動けるようになってきたら、「安定」にプラスα越えた動きを常にし続けること、 コンフォートゾーンから「ストレッチゾーン/ラーニングゾーン」にできるだけ居続けることが大事だと考えています。 常に筋トレ状態を意識して動くことで、自分の限界値が分かるようになるのと、常に自分を俯瞰してみれるようになってくるので、マルチタスクがうまくなると思っています。

04_まとめ

上記、3つの観点についてお話させていただきました。

私自身は1人PdM期間としては約1年ほどでしたが、1人体制は大変な環境ではあると思います😂 ですが、個人的には一番成長実感があり「自由と責任」の中で色々PDCAを回せた貴重な期間だったと感じています。

自分が止まると開発側が動けないのではないか?などプレッシャーを感じることもありますが、ちゃんとPdMとしてメンバーとしてどうすべきかを考えて動くことで、チームとの信頼も築け同じ先を向いてプロダクトづくりができると思っています。 また、スタメンではチャレンジや成長できる環境があるだけでなく、周りにはサポートしてくれたり一緒に頑張ってくれる仲間も沢山いるので、未経験且つ1人PdMの私でも複数のPJを担当しリリース〜改善まで担当ことができました🌟

この記事が、同じ1人PdM経験者の方・経験中の方にも共感していただけたり、新卒PdM・未経験PdM・PdMを目指している方にも参考になれば嬉しいです🌟

SpeakerDeckはこちら▼ speakerdeck.com

最後に!

スタメンでは一緒に働く仲間を募集しております!!

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お待ちしております!!!

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〜最後まで読んでいただきありがとうございました🌷〜