はじめに
はじめまして! 2025年2月より、株式会社スタメンにプロダクトマネージャー(PdM)としてジョインしました、えんまめです。弊社ではあだ名文化があり「えんまめ」と呼ばれています。
私は以前Webエンジニアとしてキャリアをスタートしました。そこからPdMという新たな役割に挑戦し、そしてこのたび、「エンゲージメント経営プラットフォーム『TUNAG』」などを提供する株式会社スタメンの一員となりました。
「なぜWebエンジニアからPdMへ?」「そして、なぜスタメンを選んだのか?」
このエントリは、そんな私のキャリアの転機やスタメンへの入社理由を語るものですが、それだけではありません。
- 「スタメンってどんな会社?」 と興味を持ってくださった方
- 「他の人は転職で会社を決めるとき、何を考えているんだろう?」 と気になる方
- 「キャリアチェンジって実際どうなの?」 と考えている方
など、職種や立場に関わらず、多くの方に読んでいただけると嬉しいです。
このエントリでは、私のこれまでの道のりや、スタメンという会社に感じた魅力、そしてこれからここで何を成し遂げたいのか、その「なぜ?」の部分を少し詳しくお話しできればと思っています。
転職のきっかけ
前職では、実名口コミのグルメサイト「Retty」を運営するRetty株式会社に約9年間、Webエンジニアとして勤務していました。
Rettyでは、サービスの成長と共に個人としても多くの貴重な経験をさせていただき、特に会社の上場という大きな節目に立ち会えたことは、私にとって非常に有意義な期間でした。開発業務を通じてユーザーに価値を届けることの喜びを感じながら、充実した日々を送っていました。
そんな中、気がつけば勤続9年。40歳という年齢が目前に迫ってきたとき、ふと「この先の自分のキャリアをどう描いていこうか」と深く考えるようになりました。これまでの経験を土台に、新しい挑戦をすることで、さらに自分自身を成長させたい。その想いが次第に強くなり、長年お世話になったRettyを退職し、新たな環境である株式会社スタメンへの転職を決意しました。
転職時に何を軸としていたか
新たなキャリアを考えるにあたり、私はいくつかの譲れない軸を持って転職活動に臨みました。これまでの経験を踏まえ、これからの自分が最も輝ける場所はどこか、真剣に考えた結果、以下の3つのポイントを特に重視していました。
1. 「誰と働くか」――共に働くイメージを描けるか
まず最も大切だと感じたのは、「誰と働くか」ということです。私自身、面接を受けさせていただく立場でありながら、過去には面接を担当した経験もあります。その経験から、面接の場でお会いする方々に対して「この方たちとこれから一緒に働く姿を具体的にイメージできるか」「同じ目標に向かって、気持ちよく連携しながら仕事を進められそうか」という点を、自分の中で非常に重要な判断基準として持っていました。互いに尊敬し合い、切磋琢磨できる仲間がいる環境を求めていました。
2. 「自身の強みを活かせるか」――経験を糧に、新たな価値を創出
次に、Webエンジニアとしての長年の経験や、そこから培ってきた課題解決能力、そしてPdMとして新たに挑戦したいという想い、これら「自身の強み」を最大限に活かせる環境であることも重要な軸でした。単にスキルを発揮するだけでなく、その強みをもって事業やプロダクトの成長にダイレクトに貢献できる実感を得たいと考えていました。
3. 「会社の文化やコミュニケーション」――職種を超えた活発な連携
最後に、会社の文化やコミュニケーションのあり方も重視しました。特に、エンジニア、デザイナー、ビジネスサイドといった職種の垣根を越えて、日頃からコミュニケーションが活発に行われているかという点は非常に気にしていました。それぞれの専門性を尊重しつつ、プロダクトという共通の目標に向かって誰もがオープンに意見を交わし、建設的な議論ができる。そういった風通しの良い環境こそが、一体感を醸成し、より良いプロダクトを生み出す原動力になると考えていました。
これらの軸を満たす企業で働くことこそが、自分自身の働きやすさはもちろん、PdMとしてのさらなる成長にも繋がると信じていました。
スタメンに決めた理由
私が転職活動で大切にしていた3つの軸。それらが株式会社スタメンとどのように合致し、最終的に入社を決意するに至ったのかをお話しします。
1. 「誰と働くか」――鮮明に描けた「共に働く未来」と、温かい歓迎の心
転職軸の筆頭に挙げていた「誰と働くか」。これについては、スタメンの選考プロセスを通して、他社とは比較にならないほど鮮明に「この人たちと一緒に働きたい」というイメージを抱くことができました。
面接でお会いした方々とは、私が面接官の経験も踏まえて重視していた「共に働く姿を具体的にイメージできるか」という点で、最もポジティブな感触を得られました。さらにスタメンでは、選考の過程で、これから一緒に働くことになるであろうメンバーとの座談会を必ず設けてくださったのです。そこでは、実際の業務の進め方やチームの雰囲気など、より踏み込んだ質問をすることができ、入社前に気になる点を丁寧に解消してくれました。
そして何よりも心を動かされたのが、選考の最後に、面接や座談会でお会いした方々全員から心のこもったお手紙をいただいたことです。一人ひとりからの温かいメッセージは、私という個人をしっかりと見てくれているという実感と共に、「ぜひこの仲間たちと働きたい」という気持ちを決定的なものにしてくれました。
2. 「自身の強みを活かせるか」――技術的背景を持つPdMへの期待
次に重視していた「自身の強みを活かせるか」という点です。PdMとしてのキャリアはまだ浅い私にとって、長年培ってきたWebエンジニアとしての経験や技術的な知見を、新しい役割でどのように活かせるかは非常に重要なポイントでした。
面接では、その点を率直にお伝えし、現時点で自分にできること、そしてこれから伸ばしていきたいスキルについて包み隠さずお話ししました。すると、スタメン側もちょうど「技術的なバックグラウンドを理解し、エンジニアとよりスムーズに連携できる、いわゆる『Tech寄りのPdM』」を求めているタイミングだったのです。私のこれまでの経験と、スタメンがプロダクト開発を加速させる上で必要としていた人物像が、まさに合致した瞬間でした。
この出会いにより、「ここならば、私の強みを最大限に活かし、自身の成長につなげられる」と強く確信することができました。
3. 「会社の文化やコミュニケーション」――エンゲージメントを体現する、健全で活発な風土
そして最後の軸が、「会社の文化やコミュニケーション」です。スタメンは、「エンゲージメント経営プラットフォーム『TUNAG』」をはじめとするサービスを通じて、組織のエンゲージメント向上を支援している企業です。その事業内容からも想像できるように、自社内でも称賛の制度が運用されていたり、職種を超えたコミュニケーションが非常に良好であると感じました。
(個人的には、ゴルフ部があるという点も、実はかなり大きな魅力でした!)
特に印象的だったのは、座談会などを通じて感じた「言うべきことは、お互いの成長のために率直に伝える。だけど、日常の小さな頑張りや成果も見逃さずに称賛しあう」という文化です。これはまさに、私が理想としていたオープンで建設的、かつ温かいコミュニケーションが根付いている証だと感じました。このような健全で活発な風土こそが、心理的安全性を高め、チーム全体のパフォーマンスを向上させるのだと改めて確信しました。
これら3つの軸が、スタメンという会社と見事に合致したことで、私は迷いなく入社を決意することができました。
実際スタメンに入ってみて
さて、いよいよ実際に入社してからの話をさせていただきます。
正直なところ、スタメンで7社目と、私自身かなり多くの会社を経験してきました。そのため、どんな会社であれ、入社前と入社後で何かしらのギャップが生じるのはある意味当然のことだと、ある種の覚悟を持っていました。
しかし、スタメンは良い意味でその「前提」を裏切ってくれました。これまでお話ししてきた「誰と働くか」「自身の強みを活かせるか」「会社の文化やコミュニケーション」といった軸の部分で、大きなギャップを感じることはほとんどありませんでした。驚いたことに、入社初日から本当にたくさんの社員の方々と自然にコミュニケーションを取ることができ、温かく迎え入れてもらえていることを実感しました。
また、スタメンは名古屋にも本社があり、私は東京本社所属なのですが、同じ部署の名古屋メンバーともオンラインですぐに顔を合わせ、話す機会を積極的に作ってくれました。物理的な距離はあっても、チームとしての一体感やメンバー同士の繋がりを強く感じることができ、「離れていても近い存在」だと思えています。
何より、「この規模の会社で、これほど全員が同じ方向を向き、同じ熱量でプロダクトや事業に取り組んでいるのか」という事実は、私にとって最大のポジティブな驚きでした。面接や座談会で感じた一体感は本物で、それが日々の業務の中でも随所に現れているのです。
入社前に抱いていた期待は、良い意味で裏切られ、今はスタメンの一員として働けることに大きな喜びと手応えを感じています。
さいごに
以上が、元Webエンジニアである私が、PdMとして株式会社スタメンに入社を決めた理由や、実際に入ってみての率直な感想です。
スタメンの一員として、私たちは自分たち自身が前向きに楽しく働くことはもちろん、主力プロダクトである「エンゲージメント経営プラットフォーム『TUNAG』」を通じて、TUNAGを利用してくださる多くの企業の皆様、そしてそこで働く従業員の皆様にも「働くって楽しい!」「この会社で良かった!」と感じていただけるような、そんな世界を実現したいと本気で思っています。
もしこのエントリを読んで、少しでもスタメンや私たちの取り組み、あるいはPdMという仕事に興味を持っていただけたなら、ぜひカジュアルにお話ししませんか?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!