TSKaigi2025の参加・協賛、そして自社イベントを開催しました!

はじめに

こんにちは!スタメンでエンジニアをしているhisaです。 2025年5月23日・24日に東京・ベルサール神田で開催された TSKaigi 2025 に、両日現地参加してきました! 今回は、イベントの雰囲気やセッションでの学び、参加者との交流などを中心に振り返っていきたいと思います。 ちなみにスタメンは今回のTSKaigiに Goldスポンサー として協賛し、当日はブース出展も行いました!

スタメンでは主力事業のTUNAGやグループ事業のWatchyで幅広くTypeScriptを活用しています。 フロントエンドのみならず、バックエンドやReactNativeでのモバイルアプリ開発など幅広い技術領域でTypeScriptによるプロダクト開発を行なっています。

こうした開発を通じて、私たちもTypeScriptコミュニティの多くの知見に支えられてきました。これからも一緒にコミュニティを盛り上げていきたいと思い、「TSKaigi 2025」に協賛させていただきました!


会場の雰囲気と盛り上がり

会場となったベルサール神田には、全国からTypeScript好きなエンジニアが集まり、朝からかなりの盛り上がり。 企業スポンサーはなんと 61社 にも及び、セッション会場もブースエリアも人であふれていて、TypeScriptコミュニティの熱量を肌で感じることができました。 セッションの人気具合はすさまじく、立ち見や通路で聞く方も多く、「TypeScriptってこんなに人を集めるテーマになってるのか…!」と改めて実感しました。

朝ヨガイベントも開催しました

今回スタメンとして初めて、自社主催のサイドイベント「 朝YOGA 」をTSKaigi Day1の朝に開催しました! 会場は弊社東京オフィスにて、ヨガインストラクターの方をお招きし、カンファレンス前に体と気持ちを整える時間を提供しました。

「ヨガ未経験でもOK」「会話だけの参加もOK」という、ゆるやかなスタイルだったこともあり、朝から和やかで温かい雰囲気のイベントになりました! 改めてご参加ただいた皆様、ありがとうございました!


スポンサー企業ブース巡り

会場2フロアに広がるスポンサーエリアには、19社のブースがずらり。 各社それぞれ工夫を凝らした企画が並び、TypeScriptの型クイズやノベルティ配布、ステッカー交換、軽食コーナーまで、終始わいわいとした雰囲気でした。 スタメンのブースでは、社内プロダクト「TUNAG(ツナグ)」の 抽選機能 を使った体験企画を実施!

来場者の方にその場で抽選にチャレンジしてもらい、当たった方にはAnker製のグッズをプレゼント🎁 また、参加者全員にオリジナルステッカーもお渡ししました!

さらに今回は、TypeScriptの知識を試せる「型クイズ」や、「このコードどうレビューする?」というレビュー力を問う展示コンテンツもご用意しました。 「考えるのが楽しかった」「同僚と一緒に盛り上がれた!」といった声も多くいただき、ブース担当としてとても嬉しい時間でした。

改めて、ブースにお立ち寄りいただいた皆さま、参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!


参加者交流の様子

イベント中は、セッションの合間やランチ時間、コーヒーブレイク中などに、自然と参加者同士の交流が生まれていました。 技術の話から日々の課題感、会社での開発体制まで、ゆるくも濃い会話が交わされていて、参加者の温度感の高さを実感。

個人的に印象深かったのは、Day1終了後に開催された「ダイニーさん主催のドリンクアップ」 に参加させてもらったことです。 セッションでは話しきれなかったテーマを深堀りしたり、登壇者や他社エンジニアの方とフラットに意見交換ができたりと、技術者同士のリアルなつながりを感じる時間になりました。

Day2の夜には、公式の懇親会も実施され、こちらもかなりの盛り上がり! 「来年は登壇してみたいですね」「運営やってみたい!」「チームに持ち帰って共有します!」といった声も多く聞かれ、TypeScriptという共通言語で広がるコミュニティの温かさを改めて感じました。


セッションで得られた学び

全体的に実践知の詰まったセッションが多く、ここでは特に印象に残ったテーマをいくつかピックアップして紹介します。

AI × TypeScriptの可能性

複数のセッションで触れられていたのが、LLM(大規模言語モデル)とTypeScriptの協調について。

例えば:

  • 型定義を自然言語から自動生成
  • 型に基づいたモックデータの自動作成
  • zodのようなスキーマベースの型をLLMで組み立てる

といった例が紹介されており、「AIの出力に型でを与える」設計思想に非常に納得感がありました。 今後AIと人間の役割分担が変わっていく中で、型がその橋渡しになるという視点は、まさにTypeScriptだからこそ生まれる展望だと感じました。

ツールチェーンの進化と型安全性の向上

TypeScript Language Service Plugin の活用例も非常に印象的でした。

  • ESLintでは拾えない文脈依存の型ミスを検知
  • 型情報をもとに独自ルールで静的解析
  • ts-morphを使ったコードの自動生成

など、型そのものをツールに組み込んでチームの開発体験を最適化していく取り組みが紹介されていました。 現場でもすぐ使えそうな知見が多く、特に「共通型からクライアントとAPIの両方を自動生成する」設計にはかなり興味を惹かれました!

TypeScript Native Preview

カンファレンス当日に発表された、TypeScript NativeのPreview

これは、tscを通さずそのままTypeScriptを実行できるという話で、会場中がざわついていたトピックのひとつでした。 まだ技術的な細部はこれからのようですが、「ビルドレスなTypeScriptの未来」が示されたことは非常に刺激的で、セッション外でも話題に事欠かない内容でした。

セッション外でも学びはある

イベントの中で、セッション以外の場所――廊下、ブース、懇親会、ドリンクアップ――などの何気ない会話の中にも学びのタネがたくさんありました。 「このライブラリってどうやって導入してる?」「デザイナーと型どうやって擦り合わせてる?」といった日常の悩みこそ、リアルな現場感があって、実は一番ありがたかったりします。


さいごに

2日間にわたって開催されたTSKaigi 2025は、TypeScriptを軸にした技術・人・文化が交差する、非常に濃密な時間でした。 オンラインで得る情報だけでは得られない、空気の濃さや熱量を、肌で感じられたのが一番の収穫です。

今回、スタメンはGoldスポンサーとしてブースも出展していましたが、「プロダクトを作っているチームの雰囲気」や「弊社プロダクト TUNAG の魅力」が参加者の方々に伝わったなら嬉しいです。 登壇者、運営、参加者のみなさん、そしてブースで交流してくださった方々、本当にありがとうございました!

また来年、どこかでお会いできることを楽しみにしています!


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参考:エンジニアのカジュアル面談Q&Aから見るスタメンの姿 note.com