こんにちは、スタメンでディレクターをしている@nicka0001です!
普段は主にTUNAGの改善施策の企画、設計やプロジェクトマネジメントを行なっています。 今回は、サービスを運用していくにあたっての戦略的な機能企画について書いていきます。
戦略の必要性
仕様やUIを決定することは正解がなく、とても難解で怖いものです。 シンプルに便利・不便/使いやすい・使いにくいではなかなか決められない色んな要素を孕んでいます。 だからこそ、常に考えに考えを重ねて最善を尽くしたいものでもあります。
そのためには、 戦略を立て、ステークホルダーやプロジェクトメンバーに語り、仕様やUIを戦略をベースに議論し、リリースをしたら戦略をもとに評価を行い、最善を突き詰めていく。
そんな健全で活発なPDCAサイクルを回すために、戦略は必要であると考え、戦略の策定を行うために、UXデザインのフローを一部活用しながら企画を行なっています。
リーン開発を行う組織においても、MVP※1 を評価する上で重要な指標になるかと思います。
戦略を立てるための情報収集
事業戦略を聞き、プロダクトの機能案を立てるため、お客様の一番近くで業務を行なってくれている、カスタマーサクセス※2にヒアリングします。
- 現状のニーズとそれを満たす為に行なっている作業(タスク)
- タスクの詳細(5W1H)
- そのタスクが必要な背景 等々
できる限り多岐に詳細に、ヒアリングします。 主観や経験則でない、ユーザーについての事実を明らかにすることで、より効果的なアイデアを出すことができます。
何よりもこの情報は、意思決定や自分のアイデアを語るうえでとても頼りになります。
情報の分析とアイデアの発散
さて、ユーザーについての事実情報が集まったところで、要件に落とし込んでいきます。
ヒアリングを行ったタスクは想定フローに落とし込み 最低限、実用最低限機能(MVP)、画面遷移の基準として利用し、
ニーズや環境、背景はKA法※3で価値抽出し、 機能の中の一つ一つのUI案や仕様案とその情報優先度を割り出す為に利用します。
これで、画面遷移とコンセプトレベルのMVP案(UI、仕様案)がそれぞれのヒアリング内容に結びついた形で策定できているかと思います。
これにより、画面遷移から、UI、仕様に至る一つ一つに戦略が結びついた形になり、それぞれが目的を達成できているかといった、詳細な評価を行うことが可能になります。
ユーザーの期待を超えるための仮説設定
MVP案が明らかになったところから、 再度ユーザーのニーズや背景、環境と再度向き合い、 仮説を立ててことでよりスムーズかつ、機能が与える価値ををより増幅させるアイデアを出していくことで、ユーザーの期待を超えたプロダクトの提供が可能になると考えています。
ユーザーの動きや環境などの事実情報からどれだけ、迷いや行動を先回りし仮説を立てられるかという能力は、ものづくりを行う人間に求められていくのではないかと思います。
まとめ
プロダクトの細部の一つ一つについて、熱量を持って語り、戦略をチーム一丸で達成していきましょう。
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参考記事
※1 MVP Wikipedia 実用最小限の製品
※2 カスタマーサクセス ボクシルマガジン カスタマーサクセスとは | 顧客の成功体験づくりで注目、CSとの違い・定義・事例解説
※3 KA法 UX.txt KA法
見出し画像 : Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash