こんにちは。 株式会社スタメンで、Product HRをしている東岡 (@tooka_91)です。
今回はRubyKaigi 2024の参加レポート記事です。
昨年のRubyKaigi 2023から引き続き、2024年5月15日~17日の3日間、那覇文化芸術劇場なはーとにて開催された、RubyKaigi 2024 にスポンサーとして協賛し、ブース出展をしました。 当社からは、6名のメンバーで現地参戦させていただきました!
カンファレンス当日や、ブースの様子をご紹介できればと思います!
今回のスポンサーブースについて
RubyKaigi 2024では、Platinumスポンサーとブース出展をさせていただきました。
これまでもテックカンファレンスでブース出展は何度か行なってきましたが、今回は、ノンデスクワーカーの方をメインターゲットとしたデスクレスSaaS『TUNAG』で、昨年10月にリリースした新機能『TUNAG ベネフィット』の機能の一部をブースコンテンツに用いました。
実際のプロダクトの一部機能を利用し、参加者のみなさまに景品の当たる抽選にトライいただきました。RubyKaigi 2024のために、オーダーしたクッピーラムネが想像以上に好評いただき嬉しかったです。
参加者の皆さまに楽しんでいただけたので、良かったです!
Mazさんも遊びに来てくださいました!ありがとうございました!(VP of Engineering 松谷と写真撮影いただきました。)
スタメンブースにMatzさん @yukihiro_matz が遊びに来てくれました!
— stmn, inc. Developers (@stmn_eng) 2024年5月16日
TUNAGの抽選機能にもチャレンジしていただきました!ありがとうございます!#rubykaigi pic.twitter.com/H4fssgfGaQ
RubyKaigi初参戦のエンジニアメンバー感想
スタメンでエンジニアをしている近藤(@sei_kondo97)です。
今回、初めてRubyKaigiに参加しました。
どのセッションも非常に興味深く感じましたが、特に関心を持っていたのは、Ruby 3.0に導入されたRBSについてです。全てのセッションに参加できたわけではありませんが、2024年はRBSに関する以下のセッションがありました。
- Let's use LLMs from Ruby 〜 Refine RBS types using LLM 〜
- Community-driven RBS repository
- Embedding it into Ruby code
- Good first issues of TypeProf
弊社ではRBSの採用はしておりませんが、型検査によるバグ検出の恩恵は非常に魅力的です。 一方で、Rubyの型に関してはまだコミュニティの方向性が定まっていない部分もあり、現時点で積極的に導入するのは難しいとも感じています。またRubyKaigiを通して、「Rubyに型は必要ない」というネガティブな意見も一定数見受けられ、これも今後の型導入を検討する際の参考になりそうです。
最も面白かったセッションは、Ruby Committers and the Worldでした。 例えば、Ruby 3.4からfrozen_string_literalがデフォルトで有効になる対応が開始されますが、この議論も非常に盛り上がっていました。Immutable String literal in Ruby 3のようなやり取りがリアルタイムで展開されるのは非常に新鮮な体験であり、私にとってRubyコミュニティをより身近に感じられる時間となりました。
3日間の大盛況だったブースをやり切った翌日はVP of Engineeringの松谷(@uuushiro)の運転のもと、アメリカンビレッジと首里城を観光しました。沖縄を堪能しつつ、社内の参加メンバーともじっくり会話することができ、有意義な時間を過ごしました。
現在は名古屋に戻り、また普段通りに日々の開発に勤しんでいます。今後ますますRubyを盛り上げていけるように、Rubyをメイン言語の1つとしている弊社のTUNAGの成長やOSSへの貢献に励んでいきたいと思います。
最後に
今回はスタメンからもRubyKaigiに初参戦のメンバーが複数いましたが、国籍問わず、 多くのRubyistの方々が来場されており、改めて世界中で長く愛されている言語なのだと肌で感じました。
また、Rubyコミュニティならではの熱量を強く感じることができ、とても良い3日間を過ごすことができました。 毎日、朝早くから、夜遅くまでRubyKaigiがずっと続いているような感覚になり、とても幸せな時間でした。
Rubyを主要言語にプロダクト開発をしている私達にとって、世界中のRuby愛のあるエンジニアの方とお話ができたのはとても貴重な機会でした。開催中、ブースや交流会等でお話しいただいた皆さんありがとうございました! 来年は、ブースのコンテンツや、より多くの国籍の方と一緒に楽しめるよう英語力も磨き上げ、さらに各国の方と交流できるように準備していきたいと思います。
それでは、来年2025年は、松山でぜひお会いしましょう!!
採用情報
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