はじめに

こんにちは、プラットフォーム部の勝間田です!
今回は書籍紹介記事の第2弾です! 昨年投稿した第一弾の記事は👇にあります。
今回はそれぞれ職種の異なる4人が各々GWで読んでよかった書籍について、紹介させていただきます! この記事で何か学びになったり、書籍を読むきっかけになったら嬉しいです!
SREの知識地図——基礎知識から現場での実践まで
勝間田が紹介する本は、「SREの知識地図」という書籍です!
私自身、今年からSRE業務に携わることになったため、SRE関連の書籍を探していたところこの本に出会いました! 読んでみて、SLIやSLO、The Four Golden SignalsといったSRE業務でよく使われる用語の意味をしっかりと学習することができました。用語の意味を理解したことで、普段何気なく活用していたDatadogなどの監視ツールも、より使いやすくなった気がします。
また、この書籍を読んでからシステムの「攻めと守り」や、エラーバジェットについて意識するようになりました。弊社ではまだ明確にSLO等を定義できているわけではないので今後の課題ですが、意識づけができたのはよかったかなと思っています!
さらに、普段チームで行っているSRE業務が正しく行えているかの「答え合わせ」ができたのもよかったです。例えば、障害発生時に作成しているポストモーテムについては、本に記載されている通り「再発防止」や「被害の最小化」に向けた具体的なネクストアクションまで落とし込めていることが確認できたので、これは今後も自信を持って継続していきたいです。
弊社ではAIを活用すべく、開発チームの形も大きく変わりました。 本書ではチームトポロジーについても触れられており、4つのチームタイプと3つの主要なインタラクションモードが図解でわかりやすく解説されていました。色々なパターンのSREについて知ることができたので、自組織にあった動きができるよう精進していきたいです!
SRE業務を始めることになり、SLIやSLOなどの基礎用語からしっかり理解したい方におすすめです!
エンジニアリング組織論への招待
こんにちは、名古屋でEMをしているあさしん(@asashin227)です。 私がお勧めするのは、「エンジニアリング組織論への招待」です。
日々エンジニアリングの現場で直面する様々な不合理に対して『エンジニアリング組織論への招待』は、ビジネスや組織、コミュニケーションの構造的な課題として捉え直し、どのように向き合うべきかを説明しています。
この本を読んだことで「不確実性をいかに最小化するか」、「不確実性を受け入れたまま、いかに前に進めるか」という視点を知ることができました。
プロジェクトを進める中で、「ここが分からないので進めません」「経験がないから難しいです」といったメンバーからの相談を受けることがあります。 本書を読んだことで、未知の領域に対しても「次に進むための構造的な視点」を持って向き合えるようになりました。
現代はAIの進化により、実装方法(How)に頭を悩ませるシーンが劇的に減りました。今私たちが集中すべきなのは、「どのような課題を解決し、どのような価値を創るのか」という本質的な問いです。
このような時代だからこそ、「未知を既知に変えていくプロセス」そのものの重要性が増しています。自分の知らない領域に飛び込むことを恐れず、仮説を持って挑戦し続ける。このマインドセットこそが、技術力以上に求められる現代の重要なソフトスキルではないでしょうか。
本書は、組織論の解説書ではなく、不確実なこのAI時代でエンジニアとして、もしくはリーダーとして「いかに思考し、行動するか」のマインドセットの下地を与えてくれる一冊です。 現状に閉塞感を感じている方や、新しい挑戦に踏み出す勇気が欲しい方に、ぜひ手に取っていただきたいです。
デザインの伝え方
はじめまして、プロダクトデザイナーのhikkyです。 最近はコードを書く機会も増えてきたので、エンジニアによる書籍紹介に混ぜてもらいました🐢
私が紹介するのは、オライリー「デザインの伝え方」です。
AIエージェントの発展でデザイン領域に踏み込むエンジニアの方も増えてきましたが、デザインに直接関わらない場合でも、自分が書いたコードに承認をもらう場面は誰にでもあると思います。そこで切っても切り離せないのが「コミュニケーション」です。本書はその根っこにある考え方を学べる一冊となっています。
本書が教えてくれることはシンプルで、コミュニケーションにおいて「聞く・伝える・信頼を築く」がいかに大事か、ということです。文字にすれば当たり前なのですが、その当たり前が一番難しい。
たとえば「聞く」一つとっても、相手に「ちゃんと自分の話を聞いてくれている」と感じてもらえているか、スムーズに本音を引き出せているか、といった観点があります。「伝える」についても、専門用語は同じ知識を持つ人同士では効率の良い言葉ですが、そうでない相手にはノイズになり得ます。立場の違う相手にどう届けるかという視点が必要なのです。
本書を通じて、エンジニアやビジネスサイドのメンバーは自分と違う立場で物事を見ており、それを前提に意図を汲み取ろうというマインドが強くなりました。違うからこそ、お互いを尊重して歩み寄ることがコミュニケーションには欠かせません。AIがどれだけ進化しても、人と人との対話は変わらず残り続けます。
他職種のメンバーともっとうまく連携して、良いものを届けていきたいと感じている方は、ぜひ手に取ってみてください!
書くスキルも設計スキルも飛躍的に上がる! プログラムを読む技術
GW中は首を痛めて、左をほとんど向けなかった、とんとんぼです。
私は最近、「書くスキルも設計スキルも飛躍的に上がる! プログラムを読む技術」という書籍を読んでいました。
この本は2024年に発売され、当時も一度手に取ったのですが、最近のAIの普及などを受け、改めて読み返してみることにしました。
多くのプログラミング書は「いかにコードを書くか(例:〇〇の実装方法、XX実践入門など)」に焦点を当てたものがほとんどで、「コードの読み方」に特化した本は稀に思えます。しかし、実際の業務ではコードを書くよりも読む時間のほうが圧倒的に長く、比重も大きいのが現実です。さらに、近年では AI がコードを生成してくれるようになったため、提示されたコードの正誤や意図を正しく理解する力はこれまで以上に重要なスキルになっていると感じています。
この本の優れた点は、「理論」と「実践」が明確に分けられていることです。 前半では、コードを読む際の視点や意識すべきポイントについて理論と少しのサンプルコードから学び、後半では、そこで得た知識を活かして実際にさまざまなコードを読み解いていく構成になっています。 サンプルコードには、Python が採用されているため、読みやすく、実際の仕事でのコードでも実践しやすいのも魅力です。
最後に
最後までお付き合いいただきありがとうございました! それぞれ異なる職種のメンバーによる選書はいかがでしたでしょうか? 記事をまとめていて、自分自身も手を伸ばしてみたくなる書籍がありました。 AIで簡単に情報が手に入る時代ですが、本ならではの説得力や納得感を今回改めて感じました。 もし気になる書籍がありましたらぜひ読んでみてください!