iOSDC Japan 2023 にスポンサーとして参加しました!

全員での集合写真

こんにちは!普段はTUANG Androidアプリを開発をしているカーキ(@khaki_ngy)です。 先日、早稲田大学西早稲田キャンパスで開催されたiOSDCにスポンサーとしてスタメンが参加しました。 そんなiOSDCの様子をレポートしていきたいと思います🔍

ididblog!!

iOSDCとは、年に一度開催されるiOS開発最大のカンファレンス(お祭り)です。 今年はオフラインの参加人数制限も解除され、非常にワイワイした雰囲気で開催されていました。

会場の雰囲気

会場ではセッションブースのほか、ポスターセッションやアンカンファレンス、スポンサーブースなどがあり、参加者同士の交流が盛んに行われていました。 今回、スタメンのスポンサーブースのエリアはポスターセッションなどが行われるスペースでした。このスペースでは朝はドーナツ、夕方は寿司やお菓子など様々なフードの提供があり終始ワイワイとした雰囲気でした!

朝のドーナツ

お昼過ぎの軽食

沢山のうまい棒

スタメンは今回が初めてのスポンサーだったので、初めは参加者の方に集まってもらえるのか不安を感じていましたが、自然と人が集まる空間が作られており、運営の方々の工夫を感じました。ありがとうございます!

スポンサーセッションについて

今回スタメンはスポンサーセッションも実施しました!

スポンサーセッションの様子

『VIPERアプリにSwiftUIを導入したら、View層の責務がより分離できた話』と題して、スタメンのiOSエンジニアのおしん(@38Punkd)が、長年VIPERアプリとして運用してきたTUNAGアプリにSwifUIを導入した背景や、その中で乗り越えてきた問題などを紹介しました。 資料も公開されているので、こちらもご覧ください!

またスタメンテックブログでも登壇の内容を軽く紹介していますので、こちらもご覧ください。

スポンサーブースについて

今回スタメンは初めてiOSDCにスポンサーとして出展しました。過去にRSGTなどでブース出展の経験はありましたが、今回のようにしっかりと準備した形でのスポンサーブースを出展するのはスタメンとして初めての試みでした。

スタメンブースの様子

今回のブース出展では『推しのアーキテクチャアンケート』を実施しました。 推しのアーキテクチャアンケートでは、現在使用しているかどうかに関わらず、自分の推しのアーキテクチャを皆さんに伺いました。

アーキテクチャアンケートの結果

このアンケートは多くの参加者の方から、投票をいただき非常に盛り上がりました。 結果としては、合計276名の方に投票していただきました。 また各アーキテクチャ毎の投票数は以下のようになりました。

🥇1位 MVVM: 95票

🥈2位 VIPER: 38票

🥉3位 MVC: 37票

4位 TCA: 27票

5位 MVP: 19票

6位 Redux: 12票

など…

1位のMVVMに関しては、投票する場所がなくなるほどの人気でした。元々RxSwiftを利用したリアクティブプログラミングとしてMVVMは利用されている印象はありましたが、近年のSwiftUIの登場でもその人気を後押ししているように感じました。

2位はVIPERということで、今回VIPERに関するスポンサーセッションを行うスタメンとしては、美味しい結果になりました。複雑なアプリになるとVIPERの利用を考えるという声を多くいただきました。スタメンでのVIPER導入の背景はこちらのブログにまとめられているのでご確認ください。

今回はスポンサーセッションでVIPERアーキテクチャの話をすることもあって、「推しのアーキテクチャアンケート」を行いました。アンケートに答えていただいた参加者の方とお話しする中で、アーキテクチャの選定や導入にはプロダクトごとの背景があり、どこでも悩んだり苦悩しながらアーキテクチャを入れているんだなぁというのを感じました。改めてアンケートにご回答していただいた参加者の皆さんありがとうございました!

最後に

iOSDCにスポンサー側として参加したことで、運営スタッフ方の工夫をより知ることができましたし、参加者の方との交流も沢山することができました。

3日間スポンサーブースでの対応は少し疲れましたが、それ以上にスポンサーとしてiOSDCをサポートすることができてよかったと感じています!

参加メンバーの感想

今回参加したメンバーからの感想もご覧ください

朝倉(iOS)

コロナ以前には何度か参加していたiOSDCへ、今回初めてスポンサー参加しました。

iOSアプリ開発を生業としている1エンジニアとして、日本最大のiOS開発者コミュニティへ少しでも貢献できたのであれば大変嬉しく思います。 過去参加していた時にはエンジニアとしてでしたが、今はエンジニアリングマネージャとなり、以前とはまた異なる目線を持って参加することになりました。 久々に会った方達は私と同じようにポジションが変わっていたり、学生をはじめとした、新世代のiOSエンジニア出てきたりと、さまざま変化が肌で感じられ、感慨深くもあり、大変嬉しく思いました。

おしん(iOS)

スポンサーセッションで発表を担当しました、おしんこと青木です。

実は私は、こういったカンファレンスへの参加は、今回が初めてでした。 今回のiOSDCが、コロナ後初のオフライン開催ということもあり、会場はどのような雰囲気なのか、あまり想像がついていませんでしたが、非常に多くの方が連日カンファレンスに参加され、夜は盛大に交流会が開かれる等、国内最大規模のカンファレンスの雰囲気を、肌で感じられました。

スポンサーセッションについては、iOSDC初参加の私がセッションをすることに対して、私自身不安でしたが、弊社のメンバーが何度も練習に付き合ってくれ、当日は必要以上に緊張することなく、セッションを終えることができました(メンバーに感謝!🙌)。

スポンサーセッションやブース出店の合間に、適宜他の方のセッションを聴きに行っていました。 私はその中でも、giginetさんの「Swift Packageを使った巨大な依存グラフのキャッシュ戦略」の内容が、特に勉強になりました。 Swift Package Manager(以降、SPM)はXcodeで簡単にパッケージ管理できる素晴らしい機能ですが、SPMの機能を損なうことなく、新たにキャッシュ機構を持たせ、ビルド速度を速くする試みは、開発効率を上げる画期的な方法だと感じました。

他にもたくさんの学びがあるセッションを聴くことができ、エンジニアとして大いに成長する機会になりました。 今回、iOSDC初参加ではありましたが、セッションや、ブース、交流会を通して多くの方と交流できました。 カンファレンスを通してネットワークを増やせたことが、一番の良さだと感じています。

カーキ(Android)

レポートでイベントやスポンサーブースでの紹介は上でしたので、個人的な感想をまとめていこうと思います!自分としては対面でのカンファレンスは2019年のtry! Swift以来だったので、とても楽しみにしていました。

当時学生の頃に参加した時とは異なり、エンジニア同士の繋がりも増えて、SNSで交流のあるエンジニアの方と直接話すことができる機会となりとても楽しかったです。特に自分は名古屋本社に勤めていることもあり、普段東京にいないこともあって、出合いに飢えていたのかもしれないと感じました😅

自分がiOSDCで特に驚いたのがアンカンファレンスです。アンカンファレンスとは参加者主導の会議で、みんなで話したいことや行いたいワークショップなどを事前にホワイトボードに記入して、集まった人同士でワイワイしていました。 自分はSwift6の機能である「所有権についてみんなで話そう」の回に参加をしました。自分は普段はAndroid開発をしているので、iOSの最新技術には疎い状態でした。ただ最初から答えがあるわけではなく、参加者全員が議論をして、理解を深めていく場となっており、あの場所で共に学ぶことができて良かったと感じています。これもやはり対面ならではの空間だなと感じました。

また今回の参加を通して、iOSDCというコミュニティに参加できてよかったと改めて感じました。本文中で述べたように、ポスターセッションやスポンサーブースが盛り上がるような仕組み作りだったり、LTでの会場全体での盛り上げの仕組みなど、様々なところに運営スタッフの方の工夫を感じました。自分が運営しているコミュニティに対しても「もっと良いコミュニティを作るぞ」とモチベーションが上がりました。運営スタッフの方々の準備には頭が下がるばかりです、本当に最高のカンファレンスをありがとうございました!