Star Code: プロダクトチームの VISION (目指している姿) と VALUE (価値観や行動指針) を改定しました

こんにちは、スタメン VPoE(開発部門の責任者) の小林です。

2020年7月に、スタメンのプロダクトを作っているプロダクト部の全員で合宿を行い、Star Code の改定を行いました。今回は改定した Star Code とその背景をご紹介したいと思います。

なお、はじめて Star Code を決めた 2019年の合宿の記事、スタメンのプロダクト部が作っている『TUNAG』の技術的な解説と合わせると、スタメンのプロダクトチームの現在と将来をご理解いただきやすいと思います。

Star Code とは?

プロダクトで事業の成長を牽引する

これは、株式会社スタメンの経営理念である『一人でも多くの人に感動を届け、幸せを広める。』を実現するために、プロダクト部として目指している姿(VISION)です。

私たちが創ったプロダクトが事業の成長を牽引し、一人でも多くの人に感動を届け、幸せを広げたいと考えています。

このビジョンを実現するために、大切にしたい価値観や行動指針(VALUE)を合宿でプロダクト部の全員で議論し、定めた内容が以下の Star Code になります。

改定した理由

2019年3月に プロダクト部の行動指針である Star Code を定め、プロダクト部の目指すビジョンとして「エンジニアリングで事業の成長を牽引する。」を決めました。

当時は、初めての(待望の)デザイナーが部に加わった直後でほぼエンジニアのみの組織でしたが、現在はデザイナーは、内定中を含めると3人のチームになりましたし、企画職(プロダクトマネージャー)も加わり、組織として多様化しました。

また、エンジニアチームも4つのグループとなり、規模も専門性も増しています。事業面でも、この一年間で、TUNAG の拡大に加えて、TERASFANTS のリリースが行われました。

人数も、前回は10名でしたが、現在のプロダクト部は21名と倍になりました。メンバーの半分にとって、Star Code は自分たちで決めたコトではなく、入社時に決まっていたコトになります。Star Code の改定に参加することで、多様な意見を取り入れ、当事者意識を持つことで、チームとしても団結したいと考えていました。

このような背景で、改めて合宿を開催し、全員で原点回帰して議論し、Star Code アップデートすることにしました。

新しい Star Code

合宿での議論を経て、Star Code は下記の5つになりました。順に解説していきます。

  • ユーザー目線で考える。
  • 問題を見極める。
  • 失敗に向き合う。
  • 枠を越えて巻き込む。
  • 自分の意思を持つ。

ユーザー目線で考える。

多くの人に感動を届け、幸せを広めるためには、ユーザーが抱くプロダクト(事業)に対しての期待値を超える必要があります。そのためには、プロダクトに作り手としての意思を込めつつも、常にユーザー目線で考える必要があります。

問題を見極める。

プロダクトは、ユーザーの問題(課題)を解決するために存在しますし、仕事とは社内外の顧客の問題を解決することです。どんな仕事であっても、問題を見つけ、理解し、どうすべきか見極めることは非常に大切です。様々な視点から物事の本質を捉えられるチームでありたいです。

失敗に向き合う。

プロダクトを作る際には、仕様策定、デザイン、不具合、障害など、いろいろな失敗をします。失敗には真摯に向き合って対応し、同じ失敗をしないように振り返り改善する。失敗から学びを得られるプロフェッショナルでありたいです。

枠を越えて巻き込む。

組織と事業が拡大すると事業、プロジェクト、組織、担当、専門領域など、様々な「枠」ができ、相互連携を阻害します。枠にとらわれず、枠を超えて巻き込むことによって、各自の専門領域を超えてコラボレーションし、想定を超える相乗効果を生む組織でありたいです。

自分の意思を持つ。

プロダクトを作ることは、仕様やデザイン、実装に自分の意思を込めること。意思を持った行動は強く、意思の込もったプロダクトが世の中を変えます。何事に対しても主体的に取り組み自分の意思を持って行動したい。

まとめ

今回 Star Code の改定の背景と改定後の内容をご紹介させていただきました。

前回の Star Code は、プロフェッショナルとしての行動指針が中心でした。今回アップデートによって、組織や事業が大きくなり、今後課題となることがいくつか含まれています。

正直なところ、合宿前はもっとすんなり決まると思っていましたが、思ったより、多様な意見と価値観がでてきて、すぐ決まりませんでした。それこそ、チームが多様・多才になったことであり、今回合宿を開催する意義なのだと思います。

下の写真は議論しながら、デザイナーさんがリアルタイムにイラスト書いてくれました。こんなところにも組織として多才になってきたなぁと実感し、嬉しくなります。

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Star Code

ユーザー目線で考えて、問題とイシューを見極め、枠を超えて巻き込み連携し、自分の意思を持ってプロダクトを作り、失敗した際には真摯に向き合って改善する。

困難ですが、これができていれば、間違いなく「一人でも多くの人に、感動を届け、幸せを広める。」に近づくと思います。 各事業の成長を牽引できるように、Star Code を常に意識して、良いプロダクトを創っていきたいと思います!

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