AWS re:invent 2019 に初参加してきました!

スタメン エンジニアの松谷(@uuushiro)です。 2019年12月01日(日)〜12月06日(金)に AWS最大のカンファレンス AWS re:invent 2019 がラスベガスで開催されました。 AWS Summit Tokyo 2019 の Startup Architecture Of The Year でスタメンがグランプリを獲得したときの副賞として re:invent のペアチケットを頂いたので、CTOの小林と2人で初参加してきました!

目的

re:inventの予定を組む前に、AWS re:Invent 参加7回目のエンジニアがおくる re:Invent 2019 おすすめの過ごし方というブログを拝見し、「現地でしか得られないもの」にこだわって過ごそうと決めていました。現地でしか得られないものは人それぞれですが、僕は keynote, GameDay, SecurityJam は絶対参加しようと意気込んで行きました。それぞれについて簡単に振り返りたいと思います。

Keynote

AWS CEO Andy Jassy の3時間にわたる熱演は圧巻でした。今年も多くのサービスが発表され、ひとつ発表があるたびに会場の熱気を感じました。特に、SageMaker など機械学習に関するリリースが多かったことが印象に残っていて、サービスのマネージド化が進み、コモディティ化していく勢いの速さを感じました。Keynote だけでなく、GameDayに参加した海外のエンジニアと交流する中で 機械学習を使うこと自体のハードルはかなり下がっていて、逆に利用していないだけで大きなビハインドになってしまうという危機感を感じました。 AWSが推し進める技術のコモディティ化にちゃんとついていくことが最低限スタートラインに立つためには重要だなと感じました。 また、Apache CassandraがマネージドサービスとしてAWSでサポートされるなど、AWSは多くの選択肢を用意してくれます。自社のユースケースをちゃんと理解し、それに適したサービスを選択しより良い設計にしていきたいと思います。 普段から手を動かしてサービスを触り、自分の中で引き出しを持っておき、必要な時に適切なクラウドサービスを選択できることがとても重要になると感じました。

GameDay と SecurityJam

AWS GameDayとは、AWS上に構築したサービスの改善や、障害対応など競うコンテストです。3~4人のチーム戦で行われます。システムが安定して稼働し、サービスとして意味のある処理ができていればポイントが加点されます。 逆にサービスがダウンしていたり、適切に処理が動いていないとポイントが減点されます。今回、現地でチームを組んだので、USのエンジニア3人と僕の計4人チームを組みました。英語を半年前くらいから勉強し始めたので、どれくらい通じるだろうとドキドキしながらGameDayが始まったのですが、チームメンバーは気さくな方達で、とても楽しく会話することができました。そして役割分担、序盤のオペレーションまではなんとか英語でコミュニケーションをとりながら進めることができたのですが、障害対応のような素早いチーム連携において、今の僕の英語のレベルではかなり厳しく、日本語なら対応できるはずのスピードよりも2テンポくらい遅れてしまいました。 また、対象サービスが、Amazon EKS・Amazon Forecast・AWS CodePipeline など業務で利用したことのないサービスで主に構成されていて、その場で必死にドキュメントを読みながらの対応になり、ここでもスピードを出すことができなかったです。日頃から1回は手を動かしてみることが必要だったなーと後悔していました。AWSから「最低限これくらいは手を動かせるよね?」という暗黙のメッセージを受け取った気分でした。英語の壁だけでなく、技術的な面でも課題を感じたイベントでした。

SecurityJamはAWS環境で起きているセキュリティインシデントに対応するコンテストです。これも3~4人のチーム戦で行うイベントですが、時間ギリギリで参加したからか、1人での参加になりました。普段セキュリティに関する業務を担当している分、早く手を動かすことができ、一時平均以上のスコアを取ることができましたが、後半失速していき微妙な結果で終わってしまいました。問題を解く中で、新しい学びになることが多かったので業務に活かしていきたいと思います!

GameDay・SecurityJamともに、長丁場でとても疲れましたが、海外のエンジニアと一緒に開発をし、リアルな温度感を体感できてとても満足できました。業務の中でAWSの力がついている実感と、まだまだ実力不足だなという感覚を同時に味わうことができてとても良い機会になりました。この感覚を忘れずに成長に繋げていきたいと思います!

おまけ

せっかくラスベガスまで行ってきたので、グランドキャニオンに行ってきました!re:inventで、Netflix のデプロイ回数や、NASDAQ のデータ量など規模がスタメンとは桁違いのスケールを感じましたが、アメリカ大陸のスケールの大きさにもやはり驚きました。まだまだ自分やシステムの規模は小さく、これから大きくするぞ!という気持ちになりました。

最後に

re:inventは「クラウドの今」を身を持って知る良い機会でした。業務で使わないサービスに触れるいい機会でしたし、海外のエンジニアの方たちとの交流を通じて、日本だけではなくグローバルな視点で自分の位置を確認することができました。GameDayのように、色々な価値観のエンジニアの方たちと楽しく開発することはとてもワクワクするので、引き続き英語・技術ともにレベルアップして、もう一度チャレンジをしたいと思いました。現地では見れなかったセッションもYoutubeや資料が公開されているみたいなので、チェックして、なるべく手を動かして理解していこうと思います!

今回、re:inventには業務として参加しており、宿泊費と交通費を会社に負担してもらいました。 スタメンではAWSを利用する機会がたくさんあります!クラウドの進化の波に乗りながら、プロダクトを開発するエンジニア募集中です!興味がある方はWantedlyよりご連絡ください。