はじめに
こんにちは。スタメンでバックエンドの開発をしております、河井です。 今回の記事では、毎月開催されている社内勉強会について、運営方法を変えてみたこととその振り返りについて書いてみます。
背景
スタメンでは、毎月業務時間内に社内勉強会を開催しています。
今年の6月に運用を変えてみたのですが、それまでは社内勉強会の主催者は明確に決まっておらず、都度だれかが手を上げて主催して発表者を集める、という形でやっていました。 人数が少ないときはこれでも良かったものの、だんだんと人が増えてくるにつれて、発表者が偏ってきたり、会の時間が長くなりすぎたりと、誰か主催者を決めて運用ルールを決めないともたないな、と感じてきました。
というわけで、勉強会をより参加する価値のあるものにするため、社内勉強会の運用を考え直すことにしました。
勉強会で大切にしたいこと
今後の運用を考えるとき大事にしたことは以下の3点です。
- 業務での担当領域以外の情報を共有
- エンジニアチーム全体でのコミュニケーション
- 純粋に技術を楽しむ
業務時間内で行うので、しっかりとやる価値のあるものにする必要があります。とはいえルールで縛りすぎて形だけになってしまうのは本末転倒なので、楽しく発表したり聞いたりできる場にしたいと思いました。
どう変えたか
最初に結論を書くと、次のようなルールで運用することにしました。
- Webフロントエンド、ネイティブアプリ、Rails アプリケーション、バックエンドの各チーム※から代表者1人が発表
- 1人あたり15分 × 4人
- 発表ネタは必ずしも所属チームの技術に関連させる必要はない(業務で使った技術でも、趣味で勉強してみた内容でも)
- スライドや Qiita など何らかの形で資料にまとめること
※2019年12月現在、各チーム3、4人ほどのエンジニアが在籍
なぜチーム単位か
- 皆に発表する機会を与えつつ個人に負担をかけないようにするには、チームごとにして、チームの中でフォローし合えば良いのではと思った
- 個人単位で順番に回すとすると、業務が忙しい時期に発表が被るなどすると勉強会が負担になる
- 順番ではなく自由に発表するようにすると、発表する人や回ごとで発表者の人数が偏る
- 発表担当をチームごとに割り振ることで、話題の偏りをある程度避けられる
- 次回の発表担当を決めるついでに発表ネタの話をチームメンバーに相談できる
といったように、ルールを設けつつも、自由を残す余地が生まれると考えたからです。
半年間運用してみて
参加したメンバーにアンケートを取ったところ、次のような声をもらっています。
良かったところ
- チームごとで決めることで、発表しない人も含めて全員が当事者になれるので、それが良い文化になっていると思う
- チーム内での情報共有は普段からしているから、勉強会がチームを超えた関わりの機会になっている
改善できそうなところ
- 技術的な解説をしっかりしようとすると15分では短いと感じる
- 発表に対するフィードバックがほしい
などなど、良い点についてはチーム制ならではだと思うので当初の狙い通りの結果になったのではないかと思います。 改善点の1つ目については僕もなんとなく感じていたことで、今は月一回なので、隔週にして LT 会と長く話せる場をそれぞれ設けるのもアリかなーと考えています。
発表内容をいくつか
発表で出てきた内容をいくつかピックアップしてみます。
- iOS と Android の User Interface の違いについて
- Gatsby + Netlify でブログを立ち上げるハンズオン
- 自作キーボード入門
- Firestoreとセキュリティルール
- React Hooks
- ActiveRecord を読む
- ReactiveX入門
- Maker Faire Tokyo 2019 参加レポート
業務に関連した話から、個人でやってみた技術的な趣味の話まで色々な領域の話が出てきています!
先日もこんな感じで盛り上がりました!
最後に
株式会社スタメンでは、一緒に開発する仲間を探しています。興味のある方はぜひエンジニアサイトをご覧ください!