みなさん、こんにちは!初めましての方は、初めまして!
2025年4月より株式会社スタメンにジョインしました、iOSエンジニアのとんとんぼ(@Ktombow1110)こと、村岡です!
2025年4月9日から11日で開催された try! Swift Tokyo 2025 に弊社から、3名のメンバーで現地参加してきました!
今回は入社エントリ含めて、印象に残ったセッションや会場の雰囲気などをお伝えできればなと思います。
try! Swift とは
try! Swift とは、Swift を使った開発のノウハウや最新の事例を学び、共有するために世界中の開発者が集う国際的なイベントです。日頃の Swift 知識やスキルを披露し、協力し合うことを目的に開催されます。
イベントの主なプログラムは、基調講演、LT(ライトニングトーク)、スポンサーブース、Party(懇親会)などです。
世界中から開発者が集まるため、会場には様々な国籍の方がいらっしゃいます。
そのため、セッションは基本的には英語で行われますが、英語が苦手な方、または日本語が苦手な英語話者に向けて通訳が行われます。
今回のイベントでは、通訳に AI 同時通訳サービス「 Flitto 」が導入され、公式アプリを通じてリアルタイムで翻訳された発表を聞くことができるようになりました。
今回の開催地紹介
昨年は、渋谷のベルサール渋谷ファーストで開催されました。
昨年のイベントの様子や感想については、弊社の青木(@38Punkd)が記事を公開しているので、ぜひご覧ください。
今年の会場は、立川市にある立川ステージガーデンです。 会場周辺は自然が豊かで、近くに飲食店も多く、非常に過ごしやすい場所だと感じました! 季節もちょうど桜の時期で、隣接する昭和記念公園で桜を楽しむ参加者も多く見られました。
さらに、会場自体も本格的なシアターの雰囲気で、セッションを聴くには最高の環境だったと思います。
イベント内容
さて、ここからイベントの内容について触れていきます。
気になったセッション
今回はLTも含めて33人の方が登壇されました。
全ての方を紹介するのは難しいので、個人的に勉強になったセッションを紹介していこうかと思います。
素早く実現する優れたアプリデザイン
今回の try! Swift の中で、私が最も感動し、まさに「最推し」と言えるセッションがこちらでした。人気カメラアプリ『Halide』の開発者であるSebastiaan de With 氏が登壇し、アプリケーションのデザインや「より良いものを作るためにはどうすれば良いか」という本質的な問いについて、『Halide』を実例に解説してくれました。
このセッションで語られた、ユーザー体験を追求するための強いこだわりは、まさに弊社の Value である “Far Beyond” の精神にも通じるものがあると感じました。
私はこのセッションに感動して、残り2日間を Halide をインストールして写真を撮っていました。とても体験が良かったので、おすすめです!
J1プロサッカーチームFC町田ゼルビアのImmersive動画を撮影しSwiftでViewerを実装し体験会実施した
Cyber Agent に所属し、 visionOS Engineer Meetup も主催されている服部さんのセッションです。
サッカーJ1リーグ所属の FC町田ゼルビアの Immersive Video(没入型映像)を撮影し、特別会員向けに実施した体験会で得られた貴重な知見についてお話を伺うことができました。
実際に体験したユーザーから「楽しかった」とコメントがあり、エンジニア冥利に尽きるなぁと聞いていて思いました。
体験会に参加したユーザーから寄せられた「(普段見られないアングルから観戦できて)楽しかった」といった直接的なコメントも紹介され、こうした新しい価値を提供できることは、まさにエンジニア冥利に尽きる体験だなと感じました。
SwiftUI 8番出口
SwiftUI で UI を実装する際、特定の課題に直面したとき、SwiftUI で解決策を探るべきか、それとも UIKit の力を借りるべきか、この開発者がしばしば悩むであろう判断を、『8番出口』というゲームをモチーフに、ゲーム感覚で解説していくユニークな LT でした。
ゲームの世界観を巧みに再現しており、随所に細かい小ネタも満載で、まさにLTらしい遊び心にあふれた構成で非常に楽しい内容でした。
発表中、会場からは何度も笑い声が上がり、とても和気あいあいとした雰囲気の中で、楽しみながら聴くことができました。
スポンサーブース
スポンサーブースも非常に充実していました。例えば、参加者が try! Swift のタイムテーブルアプリ開発ができるブースや、ルーレット・くじ引きなどで素敵な景品が当たる企画など、各社が訪問者を楽しませるための趣向を凝らしたコンテンツを多数用意しており、本当に盛りだくさんでした。
私は、「売上猫」こと RevenuCat のスポンサーで当てた売上猫ニット帽を2日目と3日目にずっとつけてブースを回っていました。
Party の雰囲気
イベント2日目の最後には、懇親パーティーが開催されました。今回は会場近くにある開放的な屋外スペースでの開催でした! 様々な方々とおしゃべりしたり、音楽に合わせて踊ったりと、リラックスした雰囲気の中で交流を楽しむことができ、とても楽しい時間でした。
try Swift 公式アプリについて
try! Swift の公式イベントアプリはオープンソースで公開されています。 私は毎年、参加するカンファレンスやイベントの公式アプリには、少なくとも1つのPull Request を送って何らかの形で貢献することを個人的な目標にしています。これは、エンジニアとして技術コミュニティに少しでも貢献したいという思いから、自主的に続けている活動です。 今年は、アプリ内で使用されているライブラリの謝辞表示に関する修正の Pull Request を送りマージしていただきました。拙い英語力のため、やり取りでメンテナーの方を困らせていますが、今年も微力ながら貢献できて嬉しく思っています。
来年もまた開催することが決まったら、貢献していきたいと思います!
全体の感想
今年の開催が平日だったことに加え、私自身が入社直後のタイミングだったこともあり、当初は参加を見送るつもりでした。しかし、入社したらすぐに「try Swift 行きます?もう話はしてるので、参加するなら稟議出してください」と言われ、快く爆速で送り出していただきました。いやー、あったけぇ
昨年はプライベートで一人参加でしたが、今年は職場のエンジニア同僚2名と一緒にブースを回ったり、セッションを聴いたりと、終始とても楽しく過ごすことができました。
セッションでは、技術的な知識はもちろんのこと、プロダクト開発に向き合う情熱や心構えに触れることができ、多くの面で良い刺激を受けました。
また、今年の会場が立川だったことも、自然豊かな環境で、リラックスしてセッションに集中できた点でとても良かったと思います。
今回の経験を糧に、これからも業務・個人活動問わず、iOSの開発に一層力を入れていきたいと思います!来年の try! Swift Tokyo 開催も楽しみにしています!
採用情報
株式会社スタメンは、iOSエンジニアはもちろん、全ての領域でエンジニアを募集しています! もし、興味を持っていただけたら、下記からご応募ください!